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Aug.24th

◆棹崎公園

◆対馬野生生物保護センター

◆井口浜海水浴場

◆合同会社フラットアワー

8月24日(木)午前①
日本最北西端の地へ​―

​ 2日目最初は棹崎公園へ。棹崎公園は日本最北西端の地であり、福岡・博多よりも韓国・釜山の方が圧倒的に近い場所に位置します。同日、韓国では韓国CACが実施されていたため「●●(友人)は今あそこにいるんだな…」と海の先を見つめていました。まさに「国境」を感じる瞬間であり、国境は人為的に・社会的に創られるものであることを学ぶことができます。

 棹崎公園は、対馬が要塞化されていた歴史も残っています。園内には砲台跡や観測所、弾薬庫が残っており、高校生は興味津々に写真を撮っていました。

8月24日(木)午前②
​ツシマヤマネコ

​ 棹崎公園を下り、対馬野生生物保護センターを訪れました。ツシマヤマネコは、日本では対馬だけに生息するネコ科動物です。夜行性で人の目に触れることは少ないですが、昨年度は約50件の目撃情報があったようです。対馬ではいたるところに「ツシマヤマネコ飛び出し注意」の標識や看板を見ることができます。

 この施設ではクリアファイルにツシマヤマネコを描くことができ、中学生はこれ以上ない集中力で塗り絵をしていました。中1は施設内のPCクイズの答えを全て覚え、イラストを見ただけで韓国語ver.であっても全問正解!施設の方々に褒めていただきました。

8月24日(木)午後①
日本一の海洋ゴミ

 対馬は、海流の関係で日本で最も海洋プラスチックゴミが漂着する島として知られています。特に有名なのが井口浜海水浴場ですが、大量の海洋ゴミにドルトン生が驚愕するなか、コーディネーターの佐藤さんは「今日は全然ゴミがない」と話し、中高生の頭のなかは「??」でいっぱいになりました。

​ 海洋ゴミは中国や韓国から多く流れ着くと思われがちですが、地元漁師さんによれば半分以上は日本からのゴミだそうです。ゴミの清掃時、バーコードから国ごとに分別しています。

8月24日(木)午後②
​新しい漁師像と漁業の在り方

​ 朝鮮通信使の最初の寄港地である佐須奈で蕎麦を食べたあと、合同会社フラットアワーさんにお邪魔しました。​代表の銭本さんは大阪から対馬へ移住した方で、研究職から漁師の世界へ飛び込まれました。新しい漁師像を掲げて鮮魚の直販を手掛ける銭本さんのお話は、特に高校生のキャリア形成のヒントとなったようです。銭本さんの事業がどのように地域貢献と関わるのか、漁師の収入と対馬での生活はどのようなものかなど、たくさんの質問が飛び交いました。加工場見学では、獲れたてのサバの刺身をいただき、全員のほっぺたが落ちました。

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